都内は世界最大級の人口を有する国際都市です。そのような背景から世界中の文化があつまり、造園もその影響を色濃く受けている部分もあります。一方、日本の文化の中心地として日本文化を受け継いだ造園を行っている業者も少なくありません。そこで今回は、東京都内の造園業者について解説しましょう。

都内の造園業者はどのようなことを行っているの？

都内の造園業者は基本的に庭などの外構部分を担当しています。しかし、人口に比べて庭付きの戸建てが少ないことから、造園といっても住宅以外の造園を手掛ける業者も多くいます。まず道路の植栽管理が挙げられます。これは造園の技術を応用したもので、例えば都内の道路の中央分離帯にある植栽を維持管理する業務です。また、都内に点在する公園の遊具や園路のリニューアルや植栽の維持管理も行っています。戸建てではないもののマンションの共用部分にある造園工事を手掛けたり、ビルや商業施設の景石、個性的なつくばいの設置など植栽に関連する様々な工事を行っています。

そもそも造園とは？

造園とは、庭園などの空間を作り上げることです。庭園や公園といった緑地部分を整備したり、土木的な基盤整備を施すことによって景観を作り上げます。全世界で行われていることであり、隣の韓国では、造景とも呼ばれています。住宅などの私的な空間だけでなく、公共的な空間も造園業の対象とし、先ほど紹介した公園や中央分離帯の植栽の管理なども造園の業務です。

外構工事と造園の違いは？

同じく外の景観に関する業務には外構工事があります。これは、プライバシーやセキュリティを守るために施工することを言います。外から庭や自宅の様子が見えてしまうと、防犯という意味でやや不足することもあります。このようなことが起きないために家の周りに塀を建てたり、フェンスなどを設置したリ、あるいは門扉を取り付けたりといったことを行います。ただ、石畳やコンクリートの床などを設置するものの塀を一切作らない外構もあり、このような外構をオープン外構と呼びます。