高知県の特殊な地形と事情

高知県は非常に雨が多い地域になります。
それも全国１位にたびたび上がるほどの雨量が毎年降っているのです。

そうした状況の中で、もう一つ特殊なことがあります。
それが森林が非常に多いということ。
日本一の森林面積を持っており、高知県のおよそ84％が森林地帯なのです。

年間の気候も平均17度、雨も全国１位で森林地帯も１位。
樹木には一番適した環境になっています。
昨今だと少子高齢化の影響で人工が減少したことにより、林業に関わる方も減ってしまったため、手入れが行き届いていないのが現状です。
森林地帯に手入れが十分ではないことと、雨量が多いということから、土砂災害や河川の増水による被害も考えなければなりません。

産業機械ポンプの役割の重要性

水の氾濫も多く、土木によるダムの形成が自然にできてしまうなど、河川の整備をしなければなりません。
そうした地域の事情もあって、高知県では産業機械ポンプを使用した河川の水を汲み上げ、河川に堆積した粘土層の除去工事などを行うようにしています。
また、事前に整備して河川の堀削作業などを行うことで増水を未然に防ぐことや、堤防の設置などの工事にも必要になります。

特に高知県は自然と最も近い距離で生活している県です。
他県よりも自然が非常に多く、山や川が非常に多い。
そうした県の特色がある中でこのような取り組みを行い、より安全に生活ができるようにしていくことは地域にとって必要不可欠なものではないでしょうか。

産業機械ポンプの中には水中ポンプなどがあり、装置を利用して河川や用水路の整備をしています。
単純な整備工事のためのだけでなく、地域の防災としての役割もあるため、県や市町村による要請によって利用する機会が多いのが現状です。
その地域に住む農業や産業だけでなく人の命に関わることが多いことなので、今後も絶対に欠かせない存在となることでしょう。