療育とはどんなもの?横浜で療育が受けられるところはある?

療育とはどんなもの?種類はある?

療育とは、発達支援とほぼ同異義語とされています。
つまりは障害を持った、あるいはその疑いのある子供に対して、精神や身体の発達を促すというものになります。

療育の目的は、治療あるいは発達を促すということですが、健常児に近づける、健常児と同じことができるようにしようと訓練することが、本人にとって苦痛になる場合もあるようです。
療育は早期発見、早期治療が良いとされます。
しかし人格形成の大切な時期に、無理に行動を規制するようなことは避けるのが良いでしょう。

療育の種類ですが、さまざまな手法があります。
例えば応用行動分析学(ABA)を利用したものは、子供の行動から環境との因果関係を分析します。
これによって衝動的な行動を起こしにくくしたり、未然に防ぐことができるというものです。

またTEACCHという包括的なプログラムも利用されることがあります。
TEACCHは世界的に、主に自閉症治療のために有効とされている手法ですが、その理念を療育のコンセプトとして掲げている施設もあります。
大きな特徴としては「構造化」とされていますが、その子供に合わせて実施することが重要です。

そのほか食事療法や音楽療法、作業療法などさまざまなアプローチによって療育が行われます。
それぞれの子供に合った手法を複合的に取り入れて療育に取り組んでもらえると良いと思います。

横浜で療育を受けたい場合

横浜で療育を受けたいというときに利用できる施設は複数あります。
まず療育センターを利用する際に「通所支援」か「入所支援」を選ぶことになります。
通所支援は自宅から施設に通って療育を受けるもので、発達支援の場合はこちらが多いとされます。
一方の入所支援は重度の心身障害児など、家でみることが大変である場合に利用することが多いようです。

ほとんどの施設が見学や1日体験などを行っています。
本人や家族の希望に合うような施設があるかどうか、ゆっくり時間をかけて吟味するのが良いでしょう。